マガジンのカバー画像

まちの基礎知識

4
東川町がどういうまちか?を書いたマガジンです。
運営しているクリエイター

#東川町

まず知ってほしい、”適疎”を目指す北海道東川町のキホン。

みなさん、こんにちは。 北海道「写真の町」の東川町役場のnoteを担当している、畠田大詩(はただ だいし)です。町の情報発信や人とのつながりに取り組んでいこうと思い、noteをスタートさせました。 自治体発信のnoteはまだまだ少なく手探りの、これから町としてどんな記事を発信していこうと思っているか?は、こちらの記事をご覧いただければと思っています。 こちらの記事はnoteのスタンスの話。 そしてこの記事では、東川を全く知らない人が「へえ、東川ってこんな町なんだ」と思

人口が増え続ける小さな町、東川町が選択する「適疎」と、その未来について。

町の話を対外的にすることが増えるなかで、とてもおもしろがってもらえるのが、「適疎」という言葉を使う町の姿勢です。 東川町は現在人口8300人です。この四半世紀で2割、約1500人も増加しています。つまりこの東川町は「人口が増え続けている町」なのですが、実は町として積極的に人口を増やそうとはしていません。わかりやすく言うと「人口を積極的に増やそうとしてないのに、増えている町」なのです。 もちろん、いわゆる「自然減(死亡者数が出生者数を上回った減少のこと)」、「社会減(転入より

”ふつう”の「ふるさと納税」じゃない。「ひがしかわ株主制度」と、繋がりを大切にするまちの想い

東川町の特徴的な取り組みに、「『写真の町』ひがしかわ株主制度」というものがあります。 これは、東川独自の「ふるさと納税」の呼び方なのですが、東川町がなぜ、「ふるさと納税」を「ひがしかわ株主制度」と呼んでいるかについて、「東川町のキホン」の記事に簡単に書きました。 この記事では、「ひがしかわ株主制度って、結局何なのよ?」というところを、もう少し丁寧に書いていきたいと思います。 ひがしかわ株主制度って何?「ふるさと納税」とどう違うの?ひがしかわ株主制度は、先にも書きましたが

「東川」という名前と、アイヌ由来の地名について

東川町についてのいろんな書きたいことがあるのですが、はじめのほうは、東川を語るうえで前提となることについて、ぽつぽつと書いていきたいと思っています。 そのなかで、noteのお題に「#名前の由来」というテーマがあったので、これをきっかけに今日は「東川の名前の由来って何?」ということを、文献を探りつつ書いてみたいと思います。 東川町の名前の由来「東川」という地名自体は、文字の見た目の通り、それほど難しい由来ではありません。「なにがしかの川の東…?」と、まあ想像がつきます。単刀